【株式会社ジャパンコンサルタント アンド メディカルサービス代表取締役 森清光】
1年は早いもので、今年もすでに終わりを迎えようとしております。天皇陛下退位、新元号、消費税増税など、大きな変化があった1年でしたが、読者の皆さんの病院は今年1年を振り返っていかがでしたでしょうか? 今年は災害も多く発生し、医療機関や職員の住宅が被害に遭うなど、影響を受けた方には心よりお見舞いを申し上げます。
さて今、厚生労働省が公表した公立・公的病院の「再編・統合」リストが、医療界に大きな波紋を広げています。これに抗議する、東京都済生会中央病院院長の高木誠先生の「厚労省の地域医療構想に関する病院名公表に対する当院の見解」が、われわれ医療関係者の中でも話題となっています。
今回の公表は統廃合を強引にでも実施したいと考える、厚労省の本気度がうかがえたと私は考えていますし、先送りされてきたさまざまな医療改革が、今後強く推し進められるのではないかと思います。
より一層厳しくなる社会情勢の中で、中小病院が淘汰されることなく生き残るためのポイントをお伝えしたいと思います。
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