橋本岳・厚生労働副大臣は12日に開かれた地域医療を確保するための「協議の場」で、公立・公的病院と民間病院の競合状況を「見える化」することを明らかにした。どのように可視化するかや、その公表の仕方などを地方三団体の関係者と近く、話し合う方針も示した。厚労省では、病床規模の縮小(ダウンサイジング)に関する予算について、年末にかけての2020年度予算の編成過程で調整。「協議の場」の次の会合は、年末ごろに開催される見通し。【松村秀士】
政府は地域医療構想の実現と医師の偏在解消、働き方改革などを三位一体で進めており、「協議の場」はこれに対する国と地方の関係者の認識の共有を目指している。
12日の会合の冒頭、橋本厚労副大臣は、「具体的対応方針」の再検証を要請する424病院の公表後に開催した地域別の意見交換会に触れ、「厳しい意見を多数頂いた。今後、さらに関係者と丁寧なやりとりを行い、意見を真摯に受け止めながら、個々の地域における目指すべき地域医療に向かう話し合いについて、しっかりと支援していく」と述べた。
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