社会保障審議会・医療保険部会は31日、次期診療報酬改定に向けた「改定の基本方針」の2回目の議論を行った。厚生労働省は、前回にも基本的視点の中で提示していた「医師等の働き方改革の推進」を、特に「重点課題」と位置付けることを提案した。しかし、健康保険組合連合会の委員は「強い違和感がある」と反対を表明。他の委員は、内容表現の修正を求めた。厚労省は、これらの意見を踏まえ、取りまとめに向けて、さらに議論を求めることになる。【ライター 設楽幸雄】
医師等の働き方改革の推進は、中央社会保険医療協議会でも18日に厚労省が論点を提示し、「院内の労務管理・労働環境改善のためのマネジメントの実践」について基本診療料などで評価する考え方を示していた。
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