厚生労働省は25日の中央社会保険医療協議会・総会で、医療機関での勤務環境の改善につながる取り組みを診療報酬でさらに評価することなどを提案した。この案に対して異論はなかったが、時間外労働の上限規制が一般の勤務医に適用される2024年度にかけて、医師の働き方改革の進み具合を確認しながら段階的に診療報酬で評価すべきだとの意見が出た。中医協では今後、勤務環境改善への取り組みに関する評価の在り方を複数回にわたって議論する。【松村秀士】
医療機関での勤務環境の改善を巡っては、これまで診療報酬で、病院に勤務する医師の負担の軽減や処遇改善につながる体制整備への評価を行ってきた。また、医師事務作業補助体制加算といった他職種へのタスク・シフティングにつながる体制の整備を評価したり、診療報酬の各項目で常勤要件の明確化やその他の要件の見直しを行ったりしてきた。
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