厚生労働省は26日、食事による栄養摂取量の基準の一部を改正する案に関するパブリックコメントの募集を始めた。基準は5年ごとに見直されており、改正案では、「日本人の食事摂取基準」策定検討会の報告書案で示された指標などを踏まえ、摂取することが望ましい熱量や栄養素の量の基準を、報告書案で示された指標などに合わせる方向性を示している。パブリックコメントの募集期間は、9月8日まで。【新井哉】
パブリックコメントには、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の策定のポイントに関する参考資料を付けている。例えば、フレイル予防の項目では、ビタミンDについて、骨折予防に寄与していることが考えられるが、フレイル予防を目的とした量を設定できるだけの科学的な根拠がないため、量の設定を見送るとしている。
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