介護福祉士を目指す外国人留学生が、安心して養成施設で学習に励み、円滑に日本で就労することができるよう、日本介護福祉士養成施設協会(介養協)はこのほど、「介護福祉士を目指す外国人留学生等に対する相談支援等の体制整備事業アンケート調査報告書」などをまとめた。調査では、養成校への入学理由として、「日本で働きたかったから」が46.8%で最も多く、養成校と施設間の連携が欠かせないとしている。【齋藤栄子】
介養協は、厚生労働省の2018年度「介護福祉士を目指す外国人留学生等に対する相談支援等の体制整備事業」に採択され、▽外国人留学生を受け入れる介護福祉士養成施設向け 相談支援体制構築の手引き▽外国人留学生への相談支援事例集▽外国人介護人材を受け入れる介護施設職員のためのハンドブック▽介護福祉士を目指す外国人留学生等に対する相談支援等の体制整備事業アンケート調査報告書―を取りまとめた。今回は、アンケート調査の結果について紹介する。
■日本語能力試験N2 以上を保持している留学生は 38.5%
調査は、▽養成施設への外国人留学生の受入れに関するアンケート▽養成校に在籍する外国人留学生へのアンケート▽都道府県における外国人介護人材の支援に関するアンケート▽介護施設における外国人介護人材の採用・雇用に関するアンケート▽介護施設等で働く外国人介護職員に対するアンケート―を実施。
「養成校に在籍する外国人留学生へのアンケート調査」は、全国の介護福祉士養成課程に在籍する外国人留学生を対象に、18年10月24日―11月16日に郵送配布、WEB回答で実施され、有効回収数は468件だった。
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