外国人観光客などが安心・安全に日本の医療機関を受診できる体制を整備するため、厚生労働省は、外国人向けの医療コーディネーターの養成に力を入れる方針だ。医療コーディネーターを配置することで、外国人患者を受け入れる際の負担を軽減し、医療機関の対応力の向上につなげたい考えだ。【新井哉】
多くの医療機関が外国人患者の受け入れに負担を感じているが、外国人患者向けの医療コーディネーターは十分配置されていない―。8日に開かれた「訪日外国人旅行者等に対する医療の提供に関する検討会」の会合で、厚労省は、こうした現状や課題などに触れ、医療機関が組織として外国人患者を受け入れる体制を構築する必要性を挙げた。
外国人患者を巡っては、医療費の支払いに関するトラブルが絶えない。この日の会合では、具体的な情報が共有された。
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