財務省の財政制度等審議会・財政制度分科会は9日、2019年度予算編成に関する建議に向け、社会保障をテーマとして議論した。19年10月の消費税引き上げに伴う薬価改定について財務省は、「消費税引き上げ相当分の改定と併せて市場実勢価格を反映させることが必要」との基本的な考え方を示すにとどめ、実施時期についての考え方は示さなかった。【ライター 設楽幸雄】
消費税引き上げ対応の薬価改定の実施時期については、厚生労働省が、消費税引き上げと同時の10月に実施した場合には次の20年4月の薬価改定に消費税改定後の実勢価を反映できない課題があるとの考え方を中央社会保険医療協議会に提起。今後、製薬業界や医薬品卸業などの意見を聞いて、結論を出すこととしている。
財政制度分科会終了後の記者説明で、財務省の吉野維一郎主計官は、
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