2018年度診療報酬改定では、オンライン診療料やオンライン医学管理料の新設が注目されたが、実際にどのように使われていくのかイメージしにくい部分もある。元厚生労働省の医系技官で、遠隔医療の政策にも携わってきた、京都府立医科大眼科学教室、デジタルハリウッド大大学院の加藤浩晃医師に課題などを聞いた。【大戸豊】
インタビューは7月20日に東京都内で実施
加藤氏は今回改定では、国はオンライン診療と「かかりつけ医」をつなげることを前提にしていると話す。ここで言う「かかりつけ医」とは、患者が長年通院しており、状態などもよく知っている医師といった意味だ。
名称も遠隔診療から、「オンライン診療」に変わったが、加藤氏は、極端に言えば、クリニックの隣に住む患者でも、寝たきりなどで外来に通うのが難しければ、オンライン診療の適用になり得るのが、従来と異なると言う。
2018年度診療報酬改定でのオンライン診療に関する評価
厚生労働省資料より(以下同様)
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