単に時間を短くするのではなく、医師の健康、医療安全を守りながら、望ましい医療を疎外しないように-。厚生労働省の武田俊彦医政局長は、医療介護福祉政策研究フォーラムが5月中旬に開催した研究会で、「医師偏在対策と働き方改革~医療行政の今~」と題して講演した。厚労省の「医師の働き方改革に関する検討会」のこれまでの議論を整理し、私見と断りつつ課題を示したが、今後の議論を考える上でも、押さえておきたい視点だ。【大戸豊】
■4つの「医師の特殊性」
武田局長は、これまでの議論で指摘されることが多かった「医師の特殊性」について、4つに分類した。
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