【社会医療法人財団董仙会 本部情報部長 山野辺裕二】
2018年度診療報酬改定では、オンライン診療料(70点/月)とオンライン医学管理料(100点/月)が新設されました。しかし、対象患者・算定要件・施設基準などの条件が複雑で、連載2回でも解説しきれません。
今回は、報酬について考える以前に、そもそも適切な利用法について「オンライン診療の適切な実施に関する指針」から考えていきたいと思います。この指針は、厚生労働省の「情報通信機器を用いた診療に関するガイドライン作成検討会」で議論され、3月29日の第3回でとりまとめられ、翌日には厚労省医政局が通知を出しました。今後も1年ごとの見直しが予定されています。
表 オンライン診療の適切な実施に関する指針の目次より抜粋
I オンライン診療を取り巻く環境
II 本指針の関連法令等
III 本指針に用いられる用語の定義と本指針の対象
IV オンライン診療の実施に当たっての基本理念
V 指針の具体的適用
1.オンライン診療の提供に関する事項
2.オンライン診療の提供体制に関する事項
3.その他オンライン診療に関連する事項
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次回配信は5月25日5:00の予定です
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