【ハイズ株式会社 代表取締役 裴英洙】
「医師には個性的な人が多いような気がします」と多くの医療関係者から言われます。私も医師のはしくれとして納得いくところがあります。治療へのこだわりやプロフェッショナル意識の高さに個性が表れている方もいれば、チーム行動にそぐわないような独立独歩の姿勢を貫く方もいます。
人は「無くて七癖有って四十八癖」なので、個性を全否定するつもりは全くありません。しかし、世はチーム医療全盛期。医師の個性的過ぎる言動により、病院組織内で摩擦が起こり、チーム全体として戦力が低下する場合は放っておけません。個性的過ぎてチーム医療が機能しない、または組織や患者さんに明らかな悪影響を及ぼすような医師は“問題医師”としてマネジメントする必要があるでしょう。
チームの和を乱す問題医師への対処に手を焼く経営者や管理者の声も聞きます。「呼び出しに応じない」「遅刻常習である」「自分の気に入った患者しか診ない」「他職種からの質問にすぐ感情的になる」などさまざまです。ここで、ある経営者から聞いたエピソードを紹介しましょう。
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次回配信は2月14日5:00の予定です
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