【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】
■新たな評価体系において一層重要になる看護必要度の評価内容
11月24日の中央社会保険医療協議会(中医協)で示された新たな評価体系(案)への驚きが冷めやらぬ中、6日の中医協で示された7対1と10対1の急性期機能のみならず、サブアキュート・ポストアキュート機能、長期療養機能も含めた新たな評価体系(イメージ)には、大きな衝撃を受けた。入院料の評価のウエートを看護配置から診療実績に移そうとする強い意志が感じられる。
診療実績に重きを置くのであればなおのこと、「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)の評価の妥当性が重要となるが、同じく6日の中医協で、看護必要度の評価に関する3つのパターンの項目追加・変更の影響が示された。
その一つでは、認知症、せん妄の患者への対応を考慮し、B項目の「診療・療養上の指示が通じる」または「危険行動」の該当患者について、A項目の要件を緩和し、「A項目1点以上かつB項目3点以上」とした場合のシミュレーション結果が示された=図=。
(残り2503字 / 全2950字)
次回配信は12月27日5:00の予定です
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】