2018年度診療報酬改定で、入院中に医療関連機器を長期間使用し、圧迫で生じる損傷(MDRPU)により褥瘡となった患者も「褥瘡ハイリスク患者ケア加算」の対象となる。6日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会で厚生労働省が、入院患者に対する褥瘡対策として提案し、了承された。【君塚靖】
一般病院の褥瘡保有者のうち、2割弱はMDRPUであり、そのほとんどが入院中に発生している。小児専門病院では、MDRPUの割合が高く、褥瘡保有者の5割以上を占めている。MDRPUの発生に関連している医療関連機器には、医療用弾性ストッキングやギプスなどがあり、部位では体幹が最も多く、下肢や鼻周囲も発生しやすい。
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