中央社会保険医療協議会(中医協)が1日に開いた総会では、医師と薬剤師の連携を通じた「多剤・重複投薬の適正化」「残薬への対応」などがテーマとなった。残薬を確認した場合の疑義照会も、医師と薬剤師の双方に負担感があることが確認され、薬剤師が減薬を判断し、事後的に医師に報告する仕組みが提案されたが、日本薬剤師会の委員は「医師に疑義照会しないことはあり得ない」と述べた。【大戸豊】
■「多剤・長期投薬という観点での処方提案は大事」-厚労省
「多剤・重複投薬の適正化」については、2016年度診療報酬改定で医療機関による減薬の取り組みや薬局での重複投薬・相互作用防止に関する評価が見直された。その後、薬剤師の積極的な処方提案により、減薬に貢献している事例も一部で見られたことから、厚生労働省はこのようなケースの評価の在り方について検討を求めた。
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