中央社会保険医療協議会のDPC評価分科会は25日に開いた会合で、DPC病院群の名称変更や機能評価係数IIの見直しなどについて議論した。この中で医療機関群の名称変更が了承され、I群は「大学病院本院群」、II群は「DPC特定病院群」、III群は「DPC標準病院群」となる。【大戸豊】
■保険診療係数
保険診療係数はDPC対象病院による適切なデータ提出や活用などのための体制整備を促し、医療の標準化などへの貢献度を評価するのが当初の目的だった。2016年度改定で、DPCデータの提出を含めた適切な保険診療の提供や病院情報の公開、I群とII群の「総合的な機能」を評価することになった。
保険診療係数のベースとなる「指数」の減算を適用する「未コード化傷病名」の基準値は、これまでの「20%」を「2%」にすることが決まっているが、評価に当たっては、これまでのレセプト(入院分)ではなく、様式1を使うことが提案されていた。
厚労省はこの日、未コード化傷病名の評価対象は、様式1に記載されているすべての病名を評価対象とすることを改めて提案し、了承された。
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