中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」が18日に開いた会合で厚生労働省は、子宮内膜ポリープ切除術など4つの検査・手術を、「短期滞在手術等基本料3」(短手3)の対象に加える候補に挙げた。ただ、包括範囲出来高実績点数のばらつきが、短手3の既存の対象手術などと比べて大きいと指摘する委員もおり、より詳しく分析することになった。【佐藤貴彦】
短手3は、入院5日目までの診療報酬を原則すべて包括評価する基本診療料。入院が短期間で済み、治療法の標準化がある程度進んだ手術や検査、放射線治療が対象となっている。
厚労省は、在院日数の短さや、包括範囲出来高実績点数(入院5日以内)のばらつきの小ささが一定の基準に当てはまる手術などを、昨年4-12月分のDPCデータを使って抽出した=表=。
その結果、子宮内膜ポリープ切除術と子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮鏡下子宮内膜焼灼術、副腎静脈サンプリングの4つが該当したことから、18日の会合で同省は、短手3の対象に加える候補に挙げた。
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