【医療法人社団浅ノ川金沢脳神経外科病院 事務部経営企画課課長 川腰晃弘】
前回、Hファイル(看護必要度情報)提出による影響度の大きさから、「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)の精度管理(E・FファイルとHファイルに整合性があること)がいかに重要かを説明した。今回は少し視点を変えて、「地域医療構想」との関連から、看護必要度を見てみたい。
■急性期は「診療密度」と「看護必要度」のどちらで測られるのか
地域医療構想と聞いて、最も気になるのは2025年における病床機能ごとの必要病床数だろう。都道府県、あるいは二次医療圏ごとに差はあるが、高度急性期・急性期を志向する病院にとって、全体的に厳しい試算結果が示されている=表1=。
表1 2015年病床機能報告結果と2025年必要病床数推計値(急性期以上)
病床数の単位:千床
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