厚生労働省は29日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で、外来医療の評価の見直しに向けた視点の案を示した。この中に、「働き方改革への対応」などが含まれたことから、中川俊男委員(日本医師会副会長)は「診療報酬改定の“守備範囲”を超えている」などと指摘。取り扱うテーマを広げ過ぎないようにけん制した。【佐藤貴彦】
厚労省が示したのは、「外来医療に関する主な視点」の案=図=。前回までの会合で、「提供体制確保の視点」から、「かかりつけ医機能の強化」と「かかりつけ医機能と専門医療機関等との連携体制の構築」について議論しており、同日は「質の向上と提供プロセス改善の視点」から、「予防から治療まで一貫したサービス提供・システム連携の推進」に当たるテーマとして生活習慣病の重症化予防などを取り上げると説明した。
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