【浜脇整形外科病院副理事長 浜脇澄伊】
1.当院の現状
浜脇整形外科病院は広島市内で昭和53年(1978年)に開院した整形外科の単科病院である。一般病床(100床)、地域包括ケア病床(20床)、回復期リハビリテーション病棟(40床)の計160床のケアミックス病院で、2008年からDPC対象病院となっている。
20年前に病院と診療所を分離し、救急外来、入院、手術が中心の浜脇整形外科病院と、一般外来とデイケアを担う浜脇整形外科リハビリセンターの2カ所で、医療、介護を提供している。
整形疾患では、脊椎、関節、外傷を3本柱とし、リウマチ、ハンド(手の外科)をカバーする専門医が在籍し、内科や麻酔科を含む18人の医師を配置している。整形外科に特化したケアミックス型の病院であるため、患者のステージに合わせたリハビリが提供できる。広島市内をはじめ、隣接県など県外からの来院患者も少なくない。
2.マネジメントシステムの構築
私が20年前に病院の業務に携わった際、最初に着手したのが病院の組織マネジメントシステムの整備だった。組織マネジメントシステムには、HRM(ヒューマンリソースマネジメント)と医療ツール、モニタリングの3領域がある。
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次回配信は3月24日5:00を予定しています
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