【豊田地域医療センター 在宅医療支援センター在宅支援課長補佐 鈴木重良】
豊田地域医療センター(愛知県豊田市、150床)は、2015年4月に在宅部門を立ち上げ、およそ2年で事業を軌道に乗せることができました。訪問診療のノウハウも実績もない状態からのスタートに当たり、訪問診療にかかわる多職種間の連携方法など、どのように訪問診療を進めていくべきなのか手探りの状態でしたが、医師の負担を最小限に抑え、最大のパフォーマンスを引き出すための病院事務職員の役割は、大きく次の3つに分けられると思います。
役割2)薬局との連携体制の構築
役割3)訪問診療の標準化
今回は、 「役割1)患者紹介ルートの確立」 について当院の取り組みを紹介します。
■近隣医療機関に向けたアナウンス
まずは当院が訪問診療に取り組むことはもちろん、訪問診療そのものを知ってもらう必要があります。このため、訪問診療を担当する医師と共に、医療圏内外の近隣医療機関46施設を訪問し、クリニック院長や病院の退院支援、医療連携等にかかわるスタッフの方々を対象に「当院の訪問診療について」のアナウンスを行いました。
次回配信は3月13日5:00を予定しています
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