中央社会保険医療協議会(中医協)は19日に総会を開き、病院などを対象に行う入院医療の実態調査のうち、今年度の調査票案を了承した。来月から調査を実施し、来年2月に調査結果(速報値)が報告される見通し。これに先立つ同日の小委員会では、「次期(診療報酬)改定でも大きな議論になる」として、「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)の調査結果の分析を求めた支払側に診療側が反発し、早くも舌戦で火花を散らした。【敦賀陽平】
調査票案は、12日の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」で大筋了承された。
厚生労働省が19日に示した案では、医師が入院患者について指示を出す際、指示を見直すかどうかの「判断」を下しているとして、判断や処置を含めた診察の頻度を尋ねる項目が新たに加わった =表= ほか、地域ケア会議への参加など、自治体との連携に関する質問なども追加されたが、総会での反対意見はなかった。
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