【特集「 持続 可能な 医療のために」】
都医・近藤副会長×徳田医師対談(2016/08/08)
診療ガイドラインと同じベクトル(2016/08/01)
プライマリ・ケア連合学会丸山理事長に聞く(2016/07/21)
日医・横倉会長×徳田医師対談(2016/06/27)
Choosing Wiselyの源流をたどると、米国内科認証機構(ABIM=American Board of Internal Medicine)財団、米国内科学会(ACP=American College of Physicians)、内科学欧州連合学会が2002年に発表した「新千年紀プロフェッショナリズム医師憲章」にさかのぼる。それ以降、米国では毎年、ABIM財団主催のフォーラムが開催され、11年のテーマに、Choosing Wisely:The Responsibility of Physicians, Patients and the Health Care Community in Building a Sustainable System(持続可能な医療システムを構築するための医師、患者、医療界の責任)が取り上げられたのがきっかけである。
小泉所長に聞いた。
Choosing Wiselyは、患者中心の持続可能な医療システムをつくり上げるための医療職の取り組みですが、かつて使われた行政用語としての「医療費適正化」とは似て非なるもので、コスト削減を主眼にはしていません。また、現代医療を全否定する医療無用論とも、その基本的な姿勢を異にします。
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