16年度の改定では、現行の看護必要度の項目を見直し、「重症者」の基準を広げた上で、これらを満たす患者の割合をどこまで引き上げるかが最大の争点となっている。厚生労働省側は、在宅復帰率の計算対象や患者割合の基準に加え、平均在院日数の見直しも論点として示しており、支払側は「3点セット」で見直すよう主張していた。
この日、同省が示した骨子案には、看護必要度と在宅復帰率の見直しのほか、要件の変更に伴う混乱を抑えるため、10対1病棟との混在を認める「病棟群」の届け出を設けることも盛り込まれたが、平均在院日数には触れられていなかった。
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