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現行の診療報酬制度では、薬剤師が患者に薬の飲み方などを説明する際の報酬として「薬剤服用歴管理指導料」があるが、患者がお薬手帳を持参しない場合、指導料が減額される特例措置が設けられている。
厚労省が約1000件の薬局を対象に行った実態調査では、指導料の対象となる業務にかかる平均時間(患者一人当たり)は、初めて来局した患者では「5分」が半数近くを占めたのに対し、2回目以降では「3分」が最も多く、初回よりも業務時間が短くなっていることが分かった。
患者が薬を受け取る際、薬の名前や写真などが掲載された「薬剤情報提供文書」が手渡されるが、2回目以降の来局では、同じ処方内容の場合、一度情報が提供されていることになる上、アレルギー歴などの患者情報についても、薬局側が確認済みとなる。同省側はこうした業務の効率化が関係しているとみている。
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