【一般社団法人スマートヘルスケア協会 代表理事 岡﨑光洋】
2014年度から厚生労働省が進めている「薬局・薬剤師を活用した健康情報拠点推進事業」では、糖尿病の罹患リスク者のスクリーニングや定期健康診断の受診啓発を目的として、多くの都道府県で検体測定室を活用した取り組みが展開されました。この秋に開催された関連学会などでも、その取り組みの結果が多数報告されたところです。それらの報告では、地域の「かかりつけ薬局」「健康サポート薬局」という、これからの薬局に期待されている役割を確立するため、検体測定室が1つのツールになることが示されています。
■長年の健康相談で得た信頼をベースに
「二十四軒薬局」は、札幌市内を走る地下鉄東西線の二十四軒駅の出口に隣接する、特定の“門前病院”を持たない薬局です。来店される方は、一般用医薬品(OTC)や高度管理医療機器に関する相談のほか、健康や食事に関する相談などで立ち寄られています。
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