第34回神奈川県病院学会がこのほど横浜市で開かれ、地域連携の推進をテーマにシンポジウムが行われた。地域医療構想の策定が進められる中、具体的な地域連携のあり方が報告された。【大戸豊】
横須賀共済病院(横須賀市、747床)の長堀薫院長は、地域医療構想の今後の展開について私見を述べた。
長堀氏は、15年ほど前まで、どの病院も総合病院を志向し、幅広い診療をカバーするようにしていたが、1病院完結型から地域完結型へと流れが変わり、効率化と機能分化が進み、変革が求められるようになったと言う。しかし、本当の大きな波は2018年度の診療・介護報酬改定になるとみており、「病院がどのように生き残るかは、この2年半が正念場になるのではないか」と述べた。
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