看護系の48学会・団体が加盟する「看護系学会等社会保険連合」(看保連)は、2016年度診療報酬改定に向けて、加盟する学会などの要望を整理し、厚生労働省保険局の宮嵜雅則医療課長に10日、提出した。この中で、地域住民への情報提供を地域包括ケア病棟入院料の要件に加え、同病棟に地域と病院とを結ぶ重要な役割を担わせることなどを提案した。また看保連では、看護に対する新たな報酬体系「看護報酬」の新設を視野に、現行の診療報酬などの制度に対する理解を深める取り組みを進めている。【聞き手・構成=佐藤貴彦】
看護は診療報酬と介護報酬の両方に関連しています。18年度の同時改定に向けた要望は、よく整理して提案したいと考えています。16年度の診療報酬改定は、同時改定に向けた土台づくりの改定だと言えます。
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