【医療法人寿芳会 芳野病院 経営企画室長 園田直則】
地域包括ケア病棟への転換を考える際、取り組まなければならないのは「紹介から退院までの情報を一元化し、可視化すること」です。
どの病院からどのような患者が自院に紹介され、どのような治療を受けた結果、どこに退院していっているのか―。これらの情報を”見える化”することで、地域における自院の立ち位置が明確化されます。それによって、地域包括ケア病棟取得に向けての問題点が明らかになり、ようやく取得に向けた改善が始まるのです。
■病床情報の可視化と共有で稼働率アップ!
2014年4月に地域包括ケア病棟に移行した当院でも、過去3年間の紹介状況や在院日数などを徹底的に洗い出し、病床の稼働状況に関する情報共有ツールを作り上げました。当院で現在行っている情報管理と共有化について一例をご紹介します。
次回配信は7月23日5:00を予定しています
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