【大澤一記(日本橋人形町法律事務所 弁護士、医師)】
今回は、医療機関側が、パルスオキシメータの警報音(アラーム)を聞き漏らしたために、患者に後遺症が残ったことで損害賠償請求が認められた事案をめぐり、原告側が提出した書面の「アラームは鳴っていなかった」という記載に関して、裁判上の自白が成立するかという争点に対する判断と、民事訴訟における弁論主義の原則についても解説します。
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