【横浜市立大学医学部救急医学 准教授　中村京太】

■チームメンバーとして

　前回、リーダーにもいろいろなタイプがいるほか、状況によってリーダーシップを使い分ける必要があるのではないかと述べました。
　それではリーダーの下、チームメンバー（フォロワー）として、リーダーシップにどのように応えることが望ましいのでしょうか。フォロワーは、リーダーの決定に対し、忠実なイエスマンであればいいのでしょうか。

　救急現場において、チームで心肺蘇生をする場合の初動を例に考えてみます。フォロワーには、「気道管理の担当」「初期診療・評価の担当」「情報管理の担当」などの役割が与えられるでしょう。そこでは、それぞれの業務を担当するメンバーによる小グループが形成されます＝図＝。

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