【山崎祥光(井上法律事務所 弁護士、医師)】
今回は維持透析中の患者が心不全で死亡した事例について、事実経過を振り返りながら、裁判での争点を整理し、判決までの流れを検証します。
■事案の概要
東京地裁2000年・平成12年12月27日判決(控訴審にて和解)
当事者:被告病院は大学病院。患者は当時21歳の男性で、相続した母親が訴訟提起しました。
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