【株式会社プラスPM代表取締役 木村讓二】
前回は、設計者の選び方について説明しましたが、今回は、設計者との具体的な協議の進め方について解説していきます。
意思決定の遅れが設計スケジュールの遅延、時間切れで検討不足ということにならないように、病院の組織体制を踏まえ、いかに承認を取っていくのかを設計者と初期段階で擦り合わせることが必要です。
また、設計者へ病院の理念や今回の事業目的を十分に伝達してください。目的を共有すること、病院のやりたいこと、組織体制まで十分伝えることができれば、設計者はそれを建築的に解決することに力を発揮してくれます。
逆に、伝える条件が少なかったり、あいまいだったりすると、設計内容があいまいなまま進んでいくので注意が必要です。病院からの伝達力、設計者の吸収力や提案力が重要だと日々感じております。
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