【株式会社プラスPM代表取締役 木村讓二】
前回はムダな投資を避けるために、精度の高い基本構想・事業計画を策定する重要性についてお話ししました。2回目の今回は、設計者の正しい選び方について解説します。ポイントは、設計者の気付きの能力やコミュニケーション力を見極めることです。
それだけでなく、病院を建設するには、地域住民への説明会の開催や行政との調整業務など、多大な業務が数年にわたって発生することから、日常的に多忙な理事長や事務長は設計会社と建設会社に任さざるを得ないのが実情です。
さて、今回のテーマである「設計者の正しい選び方」についてですが、設計者を選定する段階で重要なことは、前回お伝えしたように、精度の高い基本構想・事業計画を策定することで、この事業を成功に向けて進めるためには何が課題なのかが、明確になっているかということです。
そして、「この課題を解決するためには」という視点で考えると、どんな設計会社に設計をお願いすればよいのかが、おのずと明確になるのです。
(残り2064字 / 全2605字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】