【株式会社MMオフィス代表取締役 工藤高】
7対1の一般病棟入院基本料を届け出るには、平均在院日数が18日以内、10対1では21日以内とされている。
一方で、DPC参加病院全体の平均在院日数は13.9日(2012年厚生労働省保険局医療課調べの暫定値)まで短くなってきている。
眼科や小児科の短期入院が多ければ、平均在院日数は短くなる一方で、短期入院がもともと少ない脳外科や血液やがん専門病院では必然的に長くなってしまう。
平均在院日数の病院間での比較では、あたかもマラソンランナーと短距離のスプリンターが100メートルのタイムを比較しているような場合もある。
14年度診療報酬改定に向けた議論の中で、平均在院日数の変更案が出てきたが、このインパクトはどの程度あるのか。心臓カテーテル(心カテ)検査入院、白内障手術、内視鏡的大腸ポリープ切除術(ポリペク)が除外された場合をシミュレーションしてみる。
※3か月間の延べ入院患者数/3か月間の(新入院患者数+退院患者数)÷2
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