【To Doビズ代表 篠塚功】
賃金制度は、病院の人事制度の中で、“一応”存在します。というのも、賃金表がなかったり、運用方法が不明確だったりする病院も多く、病院組織の透明性を高める上で、改善に取り組むべきテーマでしょう。
また、病院の人件費比率は、一般病院でも50%程度が目安でしょうし、さらに人件費率が高くなる療養型や精神科病院などでは、60%に届くのではないでしょうか。
労働集約型産業の病院が、月額賃金や賞与、退職金に無頓着では、経営を危うくすることにもなりかねません。
連載の最終回は、病院の賃金制度について考えます。
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