【株式会社MMオフィス代表取締役 工藤高】
21日投開票の第23回参院選は、予想通り自民・公明両党が過半数の議席を獲得して圧勝した。昨夏に消費税増税法が成立し、消費税率は2014年4月に8%、15年10月には10%へ引き上げられることが決まっている。今回の参院選では、消費税増税についても大きな論点になると思われたが、さほど盛り上がっていなかった。自民党の選挙公約では、消費税について「弱い立場の方には、しっかりと援助の手が差し伸べられるよう、消費税については全額、社会保障に使います」と述べるにとどまっている。
報道によれば、安倍晋三首相は8月に発表される4-6月期の景気動向を見た上で増税するか判断するとの発言をしているが、参院選での圧勝とアベノミクスの好調さを考えると、増税は確実と見ていいだろう。消費税増税は医療機関にとって無視できないことだ。
(残り2238字 / 全2611字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】