【ホワイトボックス株式会社代表取締役 石井友二】
部署間に何らかの理由により衝突があり、協力して仕事ができないことを、部署間コンフリクト(衝突)といいます。
前回、部署間コンフリクトは、仕事上の仕組みや個人の技術・技能(特定の事象)の未整備によって、他部署との関係がうまく結べないことによって発生すると説明しました。
組織として仕事上の基本的な仕組みができており、職員がそれらを活用して各部署間の関係をうまくとれれば、部署間コンフリクトは生まれない、と結論できます。
ただし、「どうすれば部署間コンフリクトは生まれないか」について理解したとしても、直ちにすべてを整備することができない以上、部署間コンフリクトは引き続き発生します。そのため、コンフリクトが発生したとしても、遅滞なく解決できる組織づくりが求められるのです。
今回は、部署間コンフリクトをできるだけ生まない組織づくりと、発生したとしても直ちに解消できる組織の要件について考えます。
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