東日本大震災の発生から半年。住む家を失った被災者の多くは、生活の場を避難所から仮設住宅に移した。しかし、仮設住宅に移り住んだことで逆に孤立を深め、体調を崩したり、自殺願望を抱いたりする人も少なくない。こうした状況を受け、国は入居者同士の交流を促すため、仮設住宅に集会所や談話室を併設するなどの対策を講じてきたが、その集会所や談話室も、ほとんど利用されない状況が続いている。
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