「妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会」が21日に行った当事者へのヒアリングでは、妊娠中やお産を経験した女性3人が参加し、正常分娩に公的医療保険を適用することで、経済的な負担の軽減につながることへの期待感をそろって示した。【兼松昭夫】
ただ、診療報酬だけでは費用をカバーし切れずに医療機関の経営が厳しくなり、産科から撤退したり、医療やサービスの質が低下したりすることを懸念する意見もあった。
検討会がこの日に行った当事者へのヒアリングで、佐野雅宏構成員(健康保険組合連合会会長代理)は、正常分娩に医療保険を適用することで期待することと、不安に感じることを3人に質問した。
これに対し、東京在住で、2023年に都内の助産院で2人目を出産したという女性は「(医療保険を適用することで)お金が安く済むということだと思うので、ものすごく期待している」「(お産の費用は)安ければ安いほどありがたい」と述べた。
ただ、
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