厚生労働省は8日、救命救急センターの充実段階評価の項目見直しに関する取りまとめを2024年中に行い、26年から新しい項目で評価する案をワーキンググループ(WG)に示し、おおむね了承された。議論では、救命救急センターについて「アウトカムを評価していくべきだ」といった意見が出た。【松村秀士】
WGでは、11月ごろまで複数回議論して年内に結論を出す。25年の評価では前年の実績を用いて試行調査を行う。
充実段階評価については、厚労省の22-24年度の地域医療基盤開発推進研究事業で項目の内容について検討することとされている。
8日に開催された厚労省の「救急・災害医療提供体制等に関するワーキンググループ」で、「救命救急センターの現状と評価に関する研究」を担当した坂本哲也参考人(公立昭和病院院長)が充実段階評価の項目の見直し案を提示した。
具体的には、新たな項目案として、
(残り1295字 / 全1675字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】