医療機関などをターゲットにしたサイバー攻撃が後を絶たず、その脅威が高まっている状況を踏まえ、厚生労働省は「サイバー攻撃リスク低減のための最低限の措置」をまとめ、病院団体に周知した。パスワードを強固なものに変更し、使い回しをしないよう呼び掛けている。【松村秀士】
事務連絡では、VPN(仮想専用線)装置などのIDやパスワードの漏えいはシステムへの侵入に直結し、医療機関などにとって重大なリスクになると指摘。実際に攻撃を受けた医療機関ではパスワードが容易に推測できるものであったり、4桁と短かったりするケースが確認されていることから、被害を防止するためには「強固なID・パスワード設定の徹底が必要」だと強調している。
また、複数の機器や外部サービスで同じパスワードを設定しないことも重要だとしたほか、
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