厚生労働省は、心肺が停止していないアナフィラキシー患者に対し、アドレナリン製剤の交付を受けていなくても救急救命士が筋肉内注射を行う実証事業を2025年度に開始する方針を示した。29日に開かれた有識者の会合でその可否が議論され、おおむね了承された。【渕本稔】
救急救命士によるアドレナリンの投与は、心肺停止状態のアナフィラキシー患者の場合に可能とされているが、心肺が停止していない場合は、患者があらかじめアドレナリン製剤の交付を受けている場合に限られている。
そのため厚労省は、
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