全国で140病院を運営する国立病院機構の2023年度の経常収支は47億円の黒字で、前年度の587億円から黒字幅が大幅に縮小した。入院診療の収益が48億円、外来診療では34億円いずれも増えたが、新型コロナ関連の補助金が642億円減った。【兼松昭夫】
一方、経常費用は38億円削減した。材料費が131億円増えたが、給与費は99億円、水道光熱費は43億円共に減った。
病院の本業に当たる医業収支ベースでは325億円の赤字だったが、前年度の432億円から赤字幅が縮小した。
法人全体での患者数は19年度に比べ入院で
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