全国自治体病院協議会の望月泉会長は25日の定例記者会見で、新たな地域医療構想について都道府県の医療計画の上位になるイメージだとの考えを示した。また、1つの医療圏で医療提供を完結するのが難しくなってきていることから、複数の医療圏で役割分担・連携していく重要性も強調した。【松村秀士】
2040年ごろを見据えた新たな地域医療構想を巡っては、厚生労働省の有識者検討会が3月に議論を開始した。6月21日の会合で、同省は新たな構想に関する論点として、各都道府県が策定する医療計画と地域医療構想の関係の明確化などを挙げた。
望月会長は会見で、「医療計画が上位という形ではなく、地域医療構想が上位にあり、その中に医療計画があるというイメージになるのではないか」と述べた。具体的な手法として、地域医療構想をグランドデザインとし、それに基づき都道府県が医療計画を作っていくことになるとの考えも示した。
また、自身が事業管理者を務める八幡平市病院のある岩手県では、がん・脳卒中・糖尿病など5疾病や、
(残り264字 / 全700字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】