国立大学病院長会議は10日、全国の42の附属病院のうち17病院の収支が2023年度に赤字になる見込みだと明らかにした。それらの病院の総額で140億円程度(速報値)の赤字を見込んでいる。【兼松昭夫】
23年10月の時点では、同年度に33病院が総額318億円の赤字になると見込んでいた。
4月に就任した大鳥精司会長(千葉大医学部附属病院長)は、10日の記者会見で、物価・エネルギー価格の高騰や働き方改革に伴う人件費増などでコストが増える一方、新型コロナウイルス関連の補助金が10月以降に縮小され、23年度に経営が厳しくなったという認識を示した。
また、病床の利用率が
(残り130字 / 全408字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】