日本医療機能評価機構は9日、薬局から報告があったヒヤリ・ハットの中から広く共有すべき事例2つを公表した。空腹時に服用するアレルギー性疾患治療剤のビラノア錠を服用するタイミングと、前立腺がん治療剤のザイティガ錠の薬剤変更に関して、医師への疑義照会で適切に対応できた事例を紹介している。【渕本稔】
1つ目の事例では、かゆみのある患者にビラノア錠20mgを1日1回1錠、夕食前に服用するように処方された。ビラノア錠は食後に服用すると血中濃度が下がるため、用法は食事の1時間前から2時間後までを避ける「空腹時服用」とされている。そのため
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