女性患者を治療するのは、男性よりも女性の医師の方が有益だとする研究成果を東大と米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが発表した。女性医師の割合を増やすことで、患者の予後が改善する可能性があると指摘している。【渕本稔】
研究チームは、米国のメディケア診療報酬データを使用し、2016-19年に緊急入院をした65歳以上の内科患者77万6,927人と担当したホスピタリスト(入院患者のみを診る医師)4万2,114人を性別で4つの組み合わせに分類。患者の転帰に影響を及ぼす要因を調整し、入院後30日以内の死亡率と退院後30日以内の再入院率の分析を行った。
女性患者の入院後30日以内死亡率は、
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