日本看護協会が准看護師の養成停止を盛り込んだ要望書を厚生労働省に出したのに対して、四病院団体協議会は27日の総合部会で、養成の停止に反対することで一致した。【兼松昭夫】
日本医療法人協会の加納繁照会長は総合部会後の記者会見で、准看護師が不足すると特に精神科の病院は運営自体が難しくなるとして、「准看護師を制度としてしっかり守っていただきたい」と述べた。
2025年度の予算編成や税制の見直しを巡る政府内の議論が始まるのに向けて、日看協は19日、看護職員の外来での人員配置標準を強化することや、デジタル技術を導入した看護を実践するための財源の確保など「看護DX」を推進することなど4点を重点要望とする要望書を厚労省医政局に出した=表=。
この要望には、准看護師の養成停止と准看護師制度に関する課題の解決も盛り込まれていて、加納氏は、27日の総合部会で、准看護師の養成停止に四病協として反対する方針で一致したことを明らかにした。
日看協は、23年度や24年度の予算・政策に関する要望書にも准看護師の養成の停止を盛り込んでいた。
加納氏は会見で、
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