厚生労働省は19日、2022年12月末時点で医師が全国に34万3,275人おり、2年前から3,652人(1.1%)増加したとする統計結果を公表した。女性の医師は全体の23.6%に当たる8万1,139人(20年12月末比3,593人増)で、初めて8万人を突破。ただ、総数は増えているものの、診療科や地域ごとの偏在が依然として生じていることも明らかになった。【松村秀士】
厚労省がまとめた「医師・歯科医師・薬剤師統計」(いわゆる三師統計)の結果によると、医療施設で働いていた医師は22年12月末時点で32万7,444人(20年12月末比1.2%増)いた。施設別では病院が22万96人、診療所は10万7,348人。
医療施設に従事する医師の診療科別では(複数回答)、「内科」が9万2,677人で最も多く、全体の3割弱を占めた。次いで「消化器内科(胃腸内科)」(2万9,661人)や「小児科」(2万6,818人)、「整形外科」(2万5,726人)、「循環器内科」(2万2,587人)、「精神科」(1万8,377人)などの順に多かった。
一方で「全科」(253人)を除き、人数が最も少なかったのが「気管食道外科」(710人)で、次に「産科」(732人)も少なく、
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